羽田から3時間とちょっと。
朝イチの便で宮古空港に到着しました。
レンタカーを借りて出発!

ランチに訪れたのは、サトウキビ畑の中にポツンと一軒現れるプレハブ倉庫。
そのお店の名前は『畑キッチン』と書いて『パリキッチン』と読みます。
宮古の方言で、畑のことを『ぱり』と言うのだそう。

中に入るとマイナスイオンが漂うボタニカルな空間が広がるサプライズ。
公務員を脱サラしてマンゴー農家を営む上地一正さんが作るスパイシーなマンゴーカレーや宮古そば、スイーツは、宮古に来たら一度は食べたい絶品です。

マンゴーはもちろん、野菜やスパイスまで、すべて自家製とのこと。

『とっても雰囲気が良いお店で、マンゴー感たっぷりのカレーはスパイシーさと甘さのバランスが絶妙でした。
あっさりした甘さの黒糖プリンも美味しかったです』
と、志麻さんも大満足。

腹ごしらえが済んだら、ホテルにチェックイン。
この日は、美しい海と白浜、青々とした原生林の間に佇む
ハイダウェイ(隠れ家)リゾートホテル『the rescape(ザ・リスケープ)』
に宿泊しました。

まずはフロント棟へ。
大きなガジュマルの木が出迎えてくれます。

ラウンジにゆったり座ってチェックイン。
このあとウェルカムドリンクのサービスもありました。

the rescapeのお部屋は全室ヴィラタイプ。
まさに隠れ家のようなプライベート空間です。

リゾート内の至るところに見られる貝や流木を使った装飾は、ホテルスタッフの方がプライベートビーチで見つけて手作りしているとか。

広々としたお部屋は、子どもたちが大きな声を出してはしゃいでも大丈夫。
お家のようにリラックスできます。

手付かずの自然が残る東海岸に美しく佇む the rescape は、家族でゆったり過ごすのにピッタリのリゾートでした。

ホテルで一息付いたら、いよいよこの旅の目的の一つでもある薬草ツアーへGO!
案内人の上地みゆきさんが、ツアーの流れを説明してくれます。

手渡されたのは薬草の解説付きツアーマップと、薬草摘みキット。
地元の自立支援学校の方々が手作りしているエコペーパーバッグの中には、軍手とハサミとメモ用の鉛筆が入っています。

宮古の人々の健康の秘訣である薬草を摘みながら、絶景を巡るツアー。

息を飲むような美しい景色の下で育まれる薬草は、生命のエネルギーに満ち溢れています。

みゆきさんはとってもお洒落でパンチの効いた女性。
たくさんファンがいるのも頷けます。
薬草ツアー案内人の活動以外に、普段はミナト食堂で薬草鍋と薬草サムゲタンのコースを提供しています。
宮古の薬草野草を使ったリース作りのワークショップも人気だとか。

島中の自生ポイントを車で巡って、多種多様の薬草を集めていきます。

絶景巡りも兼ねることができて、とても良い時間の過ごし方になりました。

『食に携わっているので、ただ食べるだけではなく、その食材がどのように生まれてきたのかを知りたい。薬草が生きている現場を見られて感激です』
と笑顔の志麻さん。

090-6565-3262 | herbalkitchen.miyakojima@gmail.com
10:00~12:30 | 不定休
1名あたり4,000円、小学生は1,000円(2名から申し込み可)
薬草ツアーのラストは、 希少な八重咲きのバタフライピーが咲き誇る グランピング施設 『プルシャンブルー』 へ。

真っ青な色が美しいバタフライピーの花は、 ハーブティーとして人気 です。

ツアーで収穫した色とりどりの薬草を使って、 今夜はホリスティックなバーベキュー です!

子どもたちも興味津々で、 島バナナをパクリ とつまみ食い。

摘みたてのローズマリー、ハマゴウにアグー豚肉をぐるぐる巻いて、シンプルに塩コショウでこんがり焼くと、とっても良いハーブの香りが漂います。

お肉を焼いている間に、みゆきさんが薬草を使って何やら準備してくれていました。

それは、 島トルティーヤ!
お手製の絶品チリコンカンに、トッピングは県産鶏ささみ、多良間島の希少な黒豆、スパイシーサルサソース、たっぷりの薬草をトルティーヤで包んでいただきます。
摘みたてバタフライピーは、ブルー・グアバ・ウォーターに。
泡盛や柑橘ジュースと割って、グラデーションを楽しみながら飲むのがおすすめ。

お肉が焼け始めた頃にはすっかり日が落ちて、お庭がライトアップされていました。
お肉にしみ込んだ薬草の香り のおかげで、想像以上に感激のお味!

集めた薬草を使って何か思い出に残せないかと、みゆきさんが サングリア作り体験 をプレゼントしてくれました。

どっちの方が美味しく作れるかなんて話しながら、思い思いに薬草やフルーツを入れていく志麻さんとロマン。

『その土地の食べ物は、その土地だからこそ美味しいんだなということが体感できました。食材が身体に染み込むかんじがして、まさにここでしかできない体験だと思います』
と、宮古諸島ならではの地産地消を堪能した様子の志麻さんでした。
